NPO The Hinuma Ecosystem Restoration Project
涸沼湖底土の採掘
平成25年、平成26年と涸沼の湖底土を採掘しました。どのように採るかを色々と試してみました。直径10cmのビニールパイプを長さ2m程に切り下部に鋸状にギザギザを付け上部に4cm程の鉄パイプをT字型に付けて水深80cm位の所へ40~50cmねじ込みます。内部の水をくみ出し、農家などで使用する土に穴をあけるドリル状の物を柄を長くして地下1.8mまで採掘しました。
フルイで選別
この泥土を水に溶いて種を探しましたが中々見つかりません。また、採掘した土を容器に入れ通年発芽実験を行っております。千葉県立中央博物館よりの話ですと5年間ほどは中に種があれば発芽の可能性はあるとの事でした。フルイの目はステンレス製で0.5mm、1.5mm、3.0mm、4.0mm4種類にもう一つ園芸用の5mmを重ねてバケツに溶いた泥水を流し込んで篩っています。水分があるとルーペでは見つけることができませんので、晒しの袋を作りその中に篩った土を大きさごとに入れ脱水をします。半渇きほどにして覗いています。場所によって見つかる所は大きく違うようです。今後も少しづつ継続してゆく計画です。