NPO The Hinuma Ecosystem Restoration Project
一番綺麗と言われている若宮川調査
涸沼に流れ込む川はいくつもありますが、その中で一番綺麗な水が流れていると言われている若宮川を調査したことがあります。上流には家畜の飼育場(牛、豚、養鶏)などがありました。勾配が急なため流れは早いです。水力発電はできないかと水量を調べましたところ、上流で150リットル中流で約毎秒250リットル程度でした。30アンペア程度が見込めるかと思いますが農閑期になると水量はずっと少なくなってしまいますので、利用するのには向かないと思います。
上流部の写真
若宮川上流部、川幅は1.8メートル程度で深さは浅く長靴で歩ける程度です。水は澄んでいますが、川底が泥のため歩くと濁ってしまい魚などを採ることはできません。上流部と中流部に2箇所ほど取水をするための堰があります。中流域にある堰です、結構水量があるように見えます、段差は1m程度が見込めますので年間を通してこのように流れていると一世帯程度の電気は賄えると思いますが・・・。
実験所脇の池の写真
涸沼自然公園近くに水生植物の研究をするため実験場を作りました。その隣にある池を借りるため掃除をしました。篠や葦などが周りに覆いかぶさり大変苦労しました。池の中にも流木や丸太、壊れた船などがありましたので、ユニック車を使って引き出しました。せっかく綺麗に片付けた池でしたが所有者が複数いたために、借用の話が上手くまとまらず骨折り損となってしまいました。