NPO The Hinuma Ecosystem Restoration Project
カブトムシの養殖
茨城町自然公園内の太陽の広場近くの山の中にシイタケの原木ホダギを栽培農家より頂きカブトムシの養殖を試みた。持って来た時はすでに大きな幼虫が100匹以上居た、下からモグラが入り込まないようにトタン板を敷いた。また、羽化後飛び出さないようにとネットも架けた。羽化の時期に時々見に行くと数匹のカブトムシが居たが、予想に反し数が少ない。コンテナの中に入れたオガクズをめくってみると、中には多数の赤アリが住み着いていた。幼虫はアリの餌になってしまったようだ。トタン板を敷いたことにより湿度が足りづアリにはちょうど良い状況のようだ。夏休みの自然公園へ、発生したカブトムシを放虫する予定であったが失敗であった。
養殖には天敵が居る
カブトムシの養殖は簡単だと思っていたが意外と難しいことが分かった。太陽の光が入らない日陰で適当な湿度が必要だ。湿地のような所では不適場所、モグラに食べられても下にはビニールやトタンは敷かないこと。そして時々見回りが必要だ。この次に養殖の計画を立てるときは以上のことを十分考慮しなければならない。