NPO The Hinuma Ecosystem Restoration Project

実験場の移動

実験場の写真昨年の暮れから今年の2月初めにかけて、実験場に泥棒が 入ったようだ。太陽光パネルで発電した電気を貯めておくために設置していた鉛蓄電池を4個全て無くなっていることが分かった。 涸沼湖水を地上に汲み上げて通年を通した飼育実験は成果を見たので、ここでの実験継続を止める事にした。今年はコロナ禍のため 集まることも例会を中心に無理に集まることはしなかった。暑さも過ぎた9月末よりビニールハウスの解体と引越しを一月ほどかけて

実験場の写真 行った。大きいので最後まで残っていた1000リットル入る容器を運搬するためユニック車で行くと、無くなっていた。 軽トラックだと1っ個しか乗らないので大きな車で運んだと思われる。重さも2人では積むことが困難と思われる重量であった。 その為、2~3年後に環境省で建設予定の水鳥湿地センターの予定地近くに移動した。写真の看板は印刷だけを業者に頼んだ手作りの看板です。

シャジクモ?発生

シャジクモの写真3年前涸沼周辺の干拓水田、耕作放棄湿地等から採掘して 発芽実験をしていた容器の中にアオミドロと思っていた物は表面のアオミドロを取り除くと今まで, この施設では栽培をしていなかった水中植物を確認した。自宅に持ち帰り図鑑(日本の水草)で調べると載っていないシャジクモ のようであることが分かった。採掘場所を書いておいたマジックの後は消えて見えなくなってしまったので、場所を固定することは 出来なかった。また、先日私(中村)は仕事で上石崎の農家へ出かけた折、作業終了後に水田脇の水道蛇口で手を洗ったおりに、水路 の中に変なものはあることに気づき取り上げて見ると何とシャジクモであった。この事から、涸沼周辺にはシャジクモが存在したことが 裏付けられた。また、昨年夏には涸沼自然公園内の一部に60年前涸沼の湖岸に群生していたマツモが生息していることを見つけた。 また上石崎の水田排水路にも60年前には涸沼で厄介者のように扱われたヤナギモが自生している(3mほどの範囲)場所が在るのを 見つけた。そして、今年4月初め涸沼川の源流に当たる国見山の中の砂防ダム内に水中植物の存在を見つけ3株ほど採取してきた。 成長を観察しているとこの水草はイトモ(準絶滅危惧)であった。このような事から当グループが保存している10種類の水草を保存 できるよう自然公園内の施設充実を要望している。

沈水植物を涸沼湖水による通年栽培実験

涸沼湖水の実験写真15年度に涸沼湖水に植えつけた沈水植物は干満の差が30cm ほどあるので、水深70cm、60cm、50cm、40cm,と4段に分けて鉢の中に植えつけたものを置いて観察した。水質の汚れにより水中 カメラでは5cm離れると何も見えない状態だったので、鉢を持ち上げて観察をした。 一番浅い所のものは約1ヶ月くらいは植物の緑の部分は見られたがその後すべてが解けてなくなってしまった。16年度には木製の箱 を作り、水面下10cm,20cm,30cm,40cm,の箱を干満に合わせて動く定水位の浮き箱を設置した。中には昨年と同じように植木鉢に植えつ けた沈水植物を入れ観察をすると水深10cmの物だけが一月過ぎても緑の葉が確認できた。他の物は全部解けてしまった。箱の中にはドブ 臭いにおいのするヘドロが溜まっていた。9月に襲ってきた大型台風により実験設備はことごとく破壊され跡形も無くなってしまった。

植え付け一週間後の様子

涸沼湖水の実験写真平成30年6月17日(日)茨城県立茨城東高等学校理科室で河川水 の検査をした後、数名で実験場に行った。今年度は太陽光発電を利用して涸沼湖水を地上に汲み上げて、通年栽培をする予定である。 写真のように水深10cm、20cm、30cm、40cmの容器を用意した、その中に赤玉土を入れて沈水植物を植えつけた。24日の日に見に行って みると植物の葉や茎は着物を着たようにヘドロに覆われていて緑の部分が見えない。辛うじてササバモの葉が1枚水面で薄汚れた姿を見せていた。

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