平成30年登山記録
甲武信ヶ岳登山と西沢渓谷紅葉
10月27日(土)から28日(日)を予定していた。27日は天候不良に付き一日予定を日延べして、27日の昼過ぎに自宅を出発した。 西沢渓谷道の駅「みとみ」に到着したのは午後4時半頃であった。明日と明後日の昼食を購入するため、道の駅に行くとパンなどは置いていない。やむを得ず菓子やポテトチップなどを購入した。 夜間の駐車場の明かりの様子を聞き、車の移動をした。暗くなった頃に残っていて、今夜はここに泊まりと思われる車は4~5台であった。 カンチュウハイと日本酒を飲みながら夕食のラーメンを作って食べた。午後7時頃に、片付け寝袋に潜り込む、知人に電話をして8時前には眠りに付く。 夜10時過ぎから周りでは車の入ってくる音が増えてくる、午前4時頃まで頻繁に入って来ていたので、少し眠りを妨げられた。 一日目 午前5時、起きて見ると駐車場は満杯状態であった(4~50台)。 この人達はどうも西沢渓谷へ行く人達のようである。夕べと同じ、ラーメンを作って食べ、6時15分頃みんなの歩いて行く方向と反対側へ一人歩き出した。 間もなく雁坂峠登山口の標識が出てきた。登山届けを入れる箱は見当たらないのでそのまま行く事とした。 軽トラックが走れるほどの、コンクリート舗装の所を歩いていくと、釣り場の管理事務所が出てきた。この先へ行くと舗装道路とぶつかり、下へ下ると広瀬と言う場所へ、行くようであった。 上を目指していくと、雁坂トンネルから出てくる、橋が高い所を通っている、のが下から見ることができた。 山は今がちょうど見ごろかと思える、紅葉が見えている。そして山の上には満月を終えたばかりの月が出ている。 トンネルの出口近くで、コースは山の中へ入っていくこととなっていた。トンネルの上を歩いて、ここから約1000mほど登ると、雁坂峠の稜線に出る(到着9時40分)。 峠から見える反対側の山並みは、綺麗に山全体が紅葉している。しばらく眺めて、先を目指す。 雁坂嶺2289m(10時40分)までの稜線は、山頂部分の樹木は、ほとんど枯れている。この様子は異常という他はないだろう。 ここから破風山(12時35分)までは、シラビソやコメツガの立ち枯れの中を進む、所々倒木に行く手を塞がれている。 お化けが出ると言われている避難小屋へは13時10分到着、ザックをおろし小休止、小屋の中は結構広く見え、15~6人は泊まれるかと思われた。 ストーブもあり、周りの山は倒木があるので、薪に困ることはないだろう。ここまで来れば、あと一息だ。 樹木の立ち枯れもこの辺りから無くなって来た。 甲武信小屋到着14時50分。小屋には先客が20名程いるようだ。中に入り宿泊の名簿を書き1泊2食で8100円を支払った、北アルプスと比べると少し安いです。 2階に上がり7番の場所に荷物を置き、コーヒーを飲むのに、ガスと鍋を外に出して、早速お湯を沸かす。缶ビールを600円で買い呑みながら待っていた。 外の気温は少し寒いくらいであった。コーヒーを飲みながらつまみを食べる。 持参したパック酒を飲むのに、少し寒いので熱燗にすることにした。小屋の中ではストーブが燃えている、周りには数人いるようなので、荷物を整理して小屋へ移動した。輪の中に混ぜてもらい、一緒に話に混じりながら酒を飲みだした。 一人除いて、他のメンバーは東京から来たグループのようだった。私の隣にいた男性は、山ガイドとのことだった。 皆気兼ねなく楽しく会話が弾んだ。夕食は5時からとの事だった。小屋主は徳ちゃんと呼ばれていたので、私も従った。 夕食はルーだけのカレーだった。お代わりは自由であったが、お酒を飲んでいるので、食欲はさほどでないので、しなかった。夕食後、徳ちゃんの写した、甲武信ヶ岳の写真とビデオの音楽付きのオリジナルの映像を見るとの事であった。 終了後はNHKの百名山「甲武信ヶ岳」のビデオも流された。7時過ぎに終了し2階へ上がった、消灯は8時との事である。各自寝る準備をしていた。 電気が消えると直ぐ全員が眠りに付いたようである。 二日目 朝食は午前5時15分からとの事であったので、5時少し前に布団から起き出した。 今日は天気が良いので御来光ができると言うので皆、時間には食事を始めた。 あまり具の入っていない味噌汁と、梅干1個とコブの佃煮少々、豆の甘煮大さじ一杯という精進料理だが、ご飯はお代わり自由なので二杯食べた。 食事を終えて5時40分には外に出た。小屋の前からも朝日は望めるが甲武信ヶ岳山頂へ行くことにした。 風が強かったので、服を一枚多く着て出かけた。樹木帯を抜けると富士山が、くっきりと薄明かりの中に聳え立っているのが見えたので写真を撮った。 6時を少し過ぎると太陽は雲の上に、真っ赤な色で顔を出した。寒いので四方の山の写真を写し、早々に引き上げる事とした。 小屋に着くと、置いていたザックを外に出し、6時20分頃小屋に別れを告げ、木賊山へのコースを歩き出した。 木賊山山頂6時45分通過、戸渡り尾根分岐点6時48分通過、このコースは樹林帯を歩く、周りの見えないコースだ。8時5分、徳ちゃん尾根への分岐点を通過する。 周りの景色は雁坂尾根コースと比べるとつまらないコースだ。徳ちゃん尾根を半分ほど下りていくと、やっと広葉樹林が出てくる。 上の方の葉は落ちてしまったようだが、少しは色の付いた葉が残っていた。3分の2程下った辺りからは、周りの景色も紅葉が見られて良くなってくる。 9時35分徳ちゃん新道を下りきると西沢山荘が在った。誰もいない閉店状態であった。ベンチで少し腹ごしらえをして、西沢渓谷を歩くことにした。10分位休憩した後、歩いている人の多い、西沢渓谷へと歩を進めた。 コース幅が狭く、すれちがう事は出来ないので、対面から来る時はどちらかが止まって避けなければならない。追い越すことはほぼ不可能であった。 写真を撮るため止まっている時等を見計らって、一気に前に出るほかなかった。あちこちに滝の流れている、ビューポイントがあったので、写真を撮りながら、すばやく移動していった。 11時頃に、水の流れから離れ始めていった。11時25分、休憩所で休み、あとは西沢渓谷バス停を目指し、山の中を歩くコースへと変っていった。 なだらかな下りなので少しスピードを上げて歩いた。年配者が多いので追い抜くばかりであった。 なぜかコースの途中には、トロッコのレールのようなものがあちこちに露出していた。雨水対策の為にあるのか、撤去するのが大変なので放置したのか解らないが、方々で見ることがあった。 12時20分、西沢渓谷散策コースを終了して道の駅「みとみ」に向かった。道の駅到着12時40分、車へ荷物を置き、道の駅食堂で少し遅れた昼食を摂る事にした。 帰りは途中、大滝温泉で3日ぶりの入浴をする事とした。 寄ってみると「本日入浴無料」と表示されていた。ラッキーである。 午後3時岐路に付く。甲武信ヶ岳登山と西沢渓谷紅葉
二日目 滝の多くコース幅が狭・注意













