平成28年登山記録
奥久慈生瀬富士 2016年5月2日
一緒に連れて行けという女性たち3人を伴っての山登りである、皆山歩きの経験者だというので同行した。 四度の滝(袋田の滝)入口の無料駐車場に止めると道路の反対側より登山口が始まる。迷うことは無いが多くの登山者の歩いた道ではないようである(荒れている)。少し登っていくと、道は急勾配となり狭まってきた。それと一緒に春の花や野草が出ている、座り込んで動かなくなってしまう。疲れて動かないのか、見るために動かないのか、いらいらしてくる。思わず早くしろと声を掛けてしまう。 こんな調子では月居山まで登れないぞといった。やがて崖に突き出ている岩の上には岩松が沢山ある場所に到着した。墜落の恐れがあるので採取することは不可能である。進むと、滝を真上から見る事が出来る場所に着いた。ロープなどでの囲いは無い、不注意に近づくと転落する危険があるので注意が必要だ。踏み外したら途中では止まらないと思う。 隣の木の幹には手作りの看板がついていた。「天望台、真下に見ゆる、四度の滝」と、書かれていて、天望台文字の脇に“展”とマジックで書いてあった。それを見て私は一句浮かんだ。 「天望台、真下に見ゆる、四度の滝 無粋な奴が 展の添え文字」頭の固い登山者が書いたものと思われる。ここから四度の滝上部に下って行くと農繁期の為かいつもより川の水が多く対岸に蕎麦屋のような建物のあるところは渡渉するのは不可能であった。そのため山すそに沿って流れを遡行して行くと、少し浅くなっている場所があった。近くにあった岩や木の板などを拾い集め、渡渉のための足場を作った。ストックを使い石の上をバランス良く越えることができた。対岸に上がり昼食休憩にした。 昼食後、イノシシ避けの電気柵を越え一般道路へ出た。少し行くと月居山へ登る登山道と思われる墓地の中を突き抜ける道が現れた。女性の一人がトイレと足が痛いといい始め、登るのを断念し、月居トンネルの方へ進んだ、入り口に公衆トイレがあった。所用を済ませ、トンネルの中を歩き四度の滝駐車場へと向かって帰宅した。この後女性と行くのは面倒なので、一切断っている。